髪の傷みの原因
髪が傷む原因はいくつかあります。まず、シャンプーをするときに乱暴に洗うことです。毛髪の表面をおおっている部分で、外側の刺激から毛髪内部を守り、髪につやを与えるのはキューティクルです。これは摩擦に弱いので、乱暴にシャンプーをすることによってキューティクルが剥がれ落ち、つやがなくなります。次に、無理なブラッシングや、髪が濡れたままのブローです。ブラッシングを無理にしてしまうことも、キューティクルをはがすことになって、髪にはよくありません。水分を含んでいる髪は、キューティクルがはがれやすく傷みやすいので、洗髪後などタオルであまりふいたりもせずにドライヤーをかけることは禁物です。後、冷暖房に当たりすぎも、キューティクルが剥がれ落ちます。濡れた髪は紫外線の刺激にも弱いので、濡れたまま日に当たることは避けなければなりません。パーマやヘアカラーも髪にダメージを与えやすく栄養分を失いがちですので、できる限り間隔をあけるようにしましょう。髪の痛みの改善策としてトリートメント効果の入っているシャンプーや、コンディショナーを使用し、髪のケアを十分行うことが良いと思います。さらに髪を守るためには、ときどき美容院に行くなどして、プロの手によるトリートメントを施すのもいいでしょう。
傷んだ髪の見分け方
傷んだ髪の見分け方には、大きく分けて3種類あります。まず自分の髪を見てみることが大切で、傷んでしまった髪というのは目で見てもすぐにわかるものです。髪の毛先に枝毛が見つかったときは、それは髪が傷んでいるという証拠です。枝毛があるとトリートメントを行ってもその枝毛は治ることはなく、枝毛は切るしか治す方法がないのです。次に、髪を引っ張ってみることでも、傷んだ髪を見つけることができます。髪は傷んでしまうと、切れやすくなってしまいます。髪にダメージを与えやすいハードなストレートパーマやツイストパーマは、繰り返しかけることで髪を切れやすいものにしてしまいます。健康な髪は、指が滑って切れません。最後に痛んだ髪の見分け方は指でしごいてみることです。髪の根元からゆっくりとすべらすようにして、引っ張りながらしごいていき、すべりが止まったり手触りが悪くなったりしたら、それは髪のキューティクルが崩れているということなのです。これらの痛んだ髪の見分け方で、少しでも当てはまる要因があれば、髪が痛んでいるのでトリートメント剤を使って髪のトリートメントをしてあげましょう。それでも髪の傷み具合が改善されないようならば、美容室に行ってトリートメントをしてもらった方がよいでしょう。
髪のトリートメント
きちんとしたトリートメントをするためには、まず最初にしかりシャンプーしましょう。シャンプーの泡が残らないようにしっかりすすぎます。次に、トリートメント剤の油分をはじかないようにするため、軽くタオルドライをしたあと、トリートメント剤を手のひらに広げます。髪の内側からたたくようにトリートメント剤をつけますが、手に取る量は必ずついている表示に従うようにしましょう。髪にトリートメント剤をつけたら、なじませるために少しそのままにしておいて、それからこすらずにやさしくすすぎましょう。毛穴をふさぎ、頭皮に細菌が繁殖したり、炎症の原因になったりするので、トリートメント剤を頭皮につけないようにしてください。そのことは、せっかくきれいになった頭皮に油分が加わってしまうことになるので、避けたいことです。特にダメージがひどい場合の対処法を紹介すると、まずトリートメント剤を髪につけた後、シャワーキャップをかぶり、5〜10分ほどおきます。こうすると髪の毛が温められてタンパク質の結合がゆるめられ、、それによりトリートメント剤が浸透しやすくなるのです。週に2回くらい行うと効果が実感されると思います。それでも回復が見られない方は、残念ながら傷んだ髪を切るしかありません。それから次に伸びた髪を、大切にケアしてあげるといいのです。